RACE RESULT

KYOJO CUP

第1戦 富士スピードウェイ

第1戦 予選・スプリント(5月9日・晴れ/ドライ)

予選レポート

松井沙麗がフォーミュラデビュー戦のKYOJO CUP開幕戦で入賞果たす

2026年、KONDO RACINGはKYOJO CUPに参戦を決めた。今年で発足10周年目となるKYOJO CUPは、イコールコンディションのもとでドライビングスキルを競う女性限定のフォーミュラカテゴリー。全5大会10レースで争われる同シリーズは全戦が富士スピードウェイで行われる。

「KeePer KONDO RACING」として1台体制で挑む2026年シーズンは、日本人として初めてウィリアムズのドライバー育成プログラムに所属した15歳の松井沙麗選手を起用。開幕前の合同テストを経て、チーム、ドライバーの両者にとって初陣となる開幕戦を迎えた。

5月9日(土)午前の公式予選は、青空の下でスタート。3号車 KeePer KONDO RACING KC-MG0を駆る松井選手は序盤からセッショントップタイムを記録してルーキーながら存在感を放つが、他車のタイムアップによって少しずつポジションを落としていく。そんななかでもタイムを崩さず着実に自己ベストタイムを更新していき、セッション終盤に1分44秒331をマーク。全18台中最多タイとなる12周を走破し、上位15台がコースレコードを更新するハイレベルな予選で9番手を獲得した。走行終了後、複数回の走路外走行を行った他選手のラップタイムが不採択となり、松井選手の正式結果は8番手に。午後に行われる1つ目のレース、「KYOJO Sprint」に向けてはさらに1台がグリッド降格となったことから、松井選手のフォーミュラデビューレースは7番グリッドからスタートすることとなった。

人生初のフォーミュラレースだけにさまざまな感情が入り混じるも、楽しみな気持ちが大きく、はやる気持ちで初戦を迎えた午後のKYOJO Sprint。ローリングスタートでいったん順位を失うが、オープニングラップから参戦2年目の金本きれい選手と接近戦を展開。2周目のダンロップコーナーではアウト側から仕掛けてオーバーテイクを成功させ、7番手争いを制した。

順位を保って迎えた後半は、レースペースを失って後続に追い立てられる展開に。焦りを感じつつなんとかポジションキープを試みる松井選手だったが、王者獲得経験をもつ三浦愛選手ら2台に先行を許して9番手に後退。そんななかでも“ベストを出しきり完走する”という目標の達成に向けて懸命に走行を続け、松井選手は9位でフィニッシュ。入賞には一歩及ばなかったものの、ベテラン選手達との接近戦から得られたものは多く、翌日のレースに向けて前向きな姿勢を示していた。

3号車 松井沙麗選手のコメント

松井沙麗 PHOTO

人生初のフォーミュラレースはポイント獲得まであと一歩という悔しさの残る結果になりましたが、序盤はたくさんバトルができたのでとても楽しかったです。フォーミュラでのバトルの練習をしたことがなく、接触ぎりぎりの距離感を掴むことに難しさを感じました。カートとは違ってアウト側から抜く場面もあり、バトルでの抜かれ方やスリップを使った抜き方などはとても勉強になりました。明日は初レースではありませんし、やはりスポーツでは結果を出すことが重要だと考えているため、学んだことを少しでも活かして良い結果を狙っていきたいです。

予選結果

Pos. No. MACHINE DRIVER TOTAL TIME GAP
1 39 OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 富下 李央菜 R1’43.604
2 10 FLEET KDDP KC-MG01 Joanne Ciconte R1’43.842 0.238
3 36 SCS TOM’S KYOJO KC-MG01 斎藤 愛未 R1’43.982 0.378
8 3 KeePer KONDO RACING KC-MG01 松井 沙麗 R1’44.331 0.727

スプリント結果

Pos. No. MACHINE DRIVER LAP TOTAL TIME GAP
1 39 OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 富下 李央菜 10 17’32.401
2 10 FLEET KDDP KC-MG01 Joanne Ciconte 10 17’34.509 2.108
3 36 SCS TOM’S KYOJO KC-MG01 斎藤 愛未 10 17’37.956 5.555
9 3 KeePer KONDO RACING KC-MG01 松井 沙麗 10 17’48.649 16.248


第1戦 決勝(5月10日・晴れ/ドライ)

決勝レポート

翌10日(日)の空模様は初日に続く好天となった。前日のレース結果がそのままグリッドに反映されるKYOJO ファイナルに9番グリッドから臨んだ松井選手は、ローリングスタートで好ダッシュを見せる。しかし続く1コーナーでは行き場を失ってポジションアップは叶わず、その後は2台に先行を許して11番手でオープニングラップを終えた。

先行車に仕掛ける機会を伺うも、なかなかポジションを上げられずにいた松井選手の背後には後続車両が迫り、4周目に白石いつも選手と攻防戦を展開する。混戦模様を呈する中団勢のバトルでポジションを守り抜いた松井選手の次なる相手は、日本での初レースとなるペイジ・ラダッツ選手で、一時は12番手に後退。しかし5周目のホームストレートではポジションを奪還し、フォーミュラ経験を持つ選手たちとの防衛戦を見事に制してみせた。

その後も順位を守り続けた松井選手は、ファイナルラップで前日も戦った金本選手と再びバトルに。ポジションアップを狙って積極的に仕掛けていくも、4輪レースの経験を豊富に持つ選手の壁は厚く、11位でチェッカーフラッグを受ける。先行していた選手がタイムペナルティを受けたことで松井選手の結果は10位となり、開幕ラウンドかつフォーミュラレース2戦目にしてチャンピオンシップポイントをチームにもたらした。なお、レース後に他の選手に走路外走行によるタイムペナルティが科されたことで、松井選手の正式結果は9位となった。

3号車 松井沙麗選手のコメント

松井沙麗 PHOTO

正直、レース内容は昨日のほうが良かったと思っているので悔しい部分もあります。ただ、前方に車両がいる状況でのブレーキングのタイミングについては、早く踏みすぎないように意識して改善することができたので、そこは良かったと思います。週末の流れは悪くありませんでしたが、私が狙っているのは表彰台と優勝なので、自己評価は30点くらいです。とはいえ、今回2レースを戦ったことで自分自身の課題はとても明確になったので、しっかりと準備して次戦に臨み、少しずつ走りを詰めていきたいです。

決勝結果

Pos. No. MACHINE DRIVER LAP TOTAL TIME GAP
1 39 OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 富下 李央菜 15 26’23.751
2 10 FLEET KDDP KC-MG01 Joanne Ciconte 15 26’26.532 2.781
3 36 SCS TOM’S KYOJO KC-MG01 斎藤 愛未 15 26’30.540 6.789
9 3 KeePer KONDO RACING KC-MG01 松井 沙麗 15 26’40.284 16.533

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