RACE REPORT

SUPER GT GT300

第2戦 富士スピードウェイ

一日目 予選(5月3日・曇り・雨/ドライ・ウェット)

予選レポート

新コンビで挑む初の3時間レース。6位から表彰台を狙う

5月3日、SUPER GTのシーズン第2戦が静岡・富士スピードウェイで始まった。この日行なわれた予選で、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは6番手のタイムを刻み、翌日の3時間レースに挑むことになる。

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手と木村偉織選手という新コンビで幕を開けたKONDO RACINGのGT300クラスでの戦い。初戦では速さを見せるも、コース上でのアクシデントが響き、入賞を逃した。今回の富士ではノーミスで冷静なレース運びを見せることを念頭に、チャンスがあれば果敢に攻め、上位入賞を狙いたいところだ。

まず、予選日の午前中に行なわれた公式練習で、オリベイラ選手が序盤にチームベストタイムをマーク。11番手でセッションを終了する。午後からの予選に向けてセッティングの見直しをするとともに、上昇するであろう気温、路面温度を考慮したクルマを準備し、午後2時38分からのQ1・B組のセッションに挑んだ。

Q1でアタックを担当したのは木村選手。タイヤをしっかりと温め、セッション終盤に自己ベストとなる1分35秒711をマーク。トップとは0.1863秒差でQ1を突破した。

一方、思った以上に早いタイミングで日が陰り、気温、路面温度が緩やかに下がるなか、午後3時13分には全18台によるQ2がスタート。時折パラパラと雨が落ち始めたことを受け、ウェット宣言下でのアタックとなった。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rに乗り込んだオリベイラ選手は、タイヤコントロールに尽力しつつアタック。1分35秒361のチームベストタイムをマークして6番手に。実のところ、5番手との差は1000分の1秒という極めて僅かなものだった。

ふたりのドライバーが与えられた条件下で健闘したNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R。決勝は3時間の戦いとなるため、2度のピットインが求められるタフなレースとなる。装着タイヤやピット戦略など、さまざまなアプローチの中でどのような展開となるのか。チームとしては開幕戦で上位入賞のチャンスを逃しているだけに、今大会ではなんとしても理想的な結果を手にしたい。

公式予選記録

Pos. No. MACHINE DRIVER Q1(ベストタイム) Q2(ベストタイム) SW
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人
山内 英輝
1’35.285 1’34.314 R
2 31 apr LC500h GT 小高 一斗
小山 美姫
チャーリー・ブルツ
1’35.713 1’35.062 32
3 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹
野中 誠太
1’35.886 1’35.255 16
6 56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R J.P.デ・オリベイラ
木村 偉織
1’35.711 1’35.361 4

Q1 Start Time: AGr.14:20:00 Finish Time: 14:30:00
Q1 Start Time: BGr.14:38:00 Finish Time: 14:48:00
Q2 Start Time: 15:13:00 Finish Time: 15:23:00

二日目 決勝(5月4日・晴れ/ドライ)

決勝レポート

見事な逆転劇を披露し、3年ぶりの優勝!

予選後の夜遅くから降り出した雨は次第に勢いを強め、強風を伴う荒れた天気となった。しかし早朝には雨も弱まり、午前中にはすっかりと回復。午後2時からの戦いを前に、霊峰富士も麗しい姿を見せた。

気温24度、路面温度はレースウィーク最高の43度のなか、午後2時に3時間のレースがスタート。静岡県警によるパレードラップとフォーメーションラップを経て、タフな戦いの火蓋が切って落とされた。No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rはオリベイラ選手がスタートドライバーを務め、オープニングラップで4番手へポジションアップ。力強い走りで前方車両に迫り、15周目には逆転して3番手へ浮上した。さらに勢いそのままに2番手の背後に迫り、激しい攻防戦を繰り広げる。

そんななか、クラストップ車両がマシントラブルに見舞われスローダウン。これにより2番手へとポジションを上げる。さらに、33周目にはトップ争いが激化。最終コーナーで並走となったが、相手がルーティンのピットインを行なったため、戦うことなく暫定トップに立った。

オリベイラ選手がピットに戻ったのは41周終了時。タイヤ交換、給油に加え、木村選手へとスイッチ。ミスなく作業を終えて木村選手のスティントがスタートした。ほどなくしてGT500クラスの車両がピットロード入口手前でスローダウンし、車両回収が必要となり、FCYが導入された。レース再開後もNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは安定したペースを維持し、クラストップを快走。レース折り返しにあたる1時間30分を経過した時点では、2位に対して約3秒のリードを築いていた。

コース上では、上位争いのライバルたちがレース開始2時間を過ぎて2回目のピットインに取り掛かっていたが、逆にNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rはステイアウトを選択。午後4時20分、78周終わりでピットにクルマを戻してタイヤ交換、給油を行ない、さらに再びオリベイラ選手がステアリングを握り、コースへと向かった。

2位以下が幾度となくポジションを入れ替えたり、トラブルによる後退が見られるなか、ノーミス、ノートラブルの走りを見せたNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R。チェッカーまで残り20分を迎える頃には、2位とのギャップも13秒と大きく広がる。それでもなおアクセルを緩めることなく果敢な走りを続けたオリベイラ選手は、2番手の車両も周回遅れにするという離れ業を披露。チャンピオン経験を持つベテランの凄みを見せつけた。

GT500クラスのトップ車両が3時間を走破し、レースは終了。結果、No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは107周を走破、2023年以来となる優勝を果たした。

新コンビによる初優勝をシーズン第2戦で達成したオリベイラ選手と木村選手。オリベイラ選手は通算6勝目、木村選手は通算3勝目を記録した。第3戦セパン大会が延期になったことから、第4戦富士まで3ヶ月のインターバルに入るが、この勝利で掴んだ勢いそのままに、シリーズチャンピオン獲得を目指して突き進んでいきたい。

決勝結果

Pos. No. MACHINE DRIVER TIME/DIFF LAPS SW
1 56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R J.P.デ・オリベイラ
木村 偉織
1’38.100 4
2 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥
菅波 冬悟
黒澤 治樹
1 Lap 106 22
3 31 apr LC500h GT 小高 一斗
小山 美姫
チャーリー・ブルツ
1 Lap 106 32

開始:14:06:57 終了:17:07:28.710
ファステストラップ : 1’37.245 (2/93) 168.922 km/h 61 Hideki Yamauchi R&D SPORT / SUBARU BRZ R&D SPORT

No. TEAM LAPTIME
61 R&D SPORT 1’37.245 (2/93)

PHOTOギャラリー

Loading...